能仁寺イメージ

トップページ > 能仁寺紹介

能仁寺紹介

禅林のたたずまい

能仁寺イメージ

暮れなずむ能仁寺の山門前に立つと、この寺の歴史が光となり影となって、叢林の奥深くへ伸びていく。

大正十一年(1922)埼玉県が初めて指定した名勝としての天覧山を背後に控え、門前にはここへ至る長い山道の坂下に名栗川の清冽な流れがある。

深山からの湧水を庭前に引き、その水で口を漱いで潔斎してのち修行したという禅僧と禅宗寺院のあり様が、そのままこの寺にも当てはまるような迦藍配置になっている。山門を入ると、杉林の木下に続く砂利道、参詣する人の足音が静寂の中で心地よく響く。

中雀門は夜間閉じられているが、その正面に本堂、左側は開山堂(位牌堂)とならんでいる。右手には人間国宝香取正彦が鋳造した梵鐘を吊した鐘桜堂の先に大書院がある。

江戸時代、二十の末寺を有した飯能地方有名な大寺として、五十石の御朱印をいただき重きをなしてきたが、飯能戦争の災厄や元文二年(1737)の火災など、順調な歴史ばかりではなかった。

伽藍

  • 本堂
  • 山門・仁王像
  • 中雀門
  • 鐘楼
  • 開山堂
  • 大書院
  • 大庫院
  • 鳳翔閣
  • 不動堂

能仁寺庭園

能仁寺イメージ

当寺院は四季の折々にさまざまな表情を見せます。 休日にはカメラをかかえた多くのアマチュアカメラマンで賑わうこともしばしば。
能仁寺本堂北庭として保存されている『池泉鑑賞蓬莱庭園』は面積324坪。

・天覧山の南急斜面を巧みに取り入れて、背後に枯滝を組み、下部を池泉とした上下二段式庭園の典型的なもの。
築山、亀島、鶴島、石橋、洞窟などを備え、池は底部が全て20cm前後の玉石で固められるなど幾多の傑出した手法や造形を見せていることで桃山時代の作庭と推定され、日本名園百選に入っております。東日本の代表的な名園として、貴重な存在であるとともに、飯能の文化財としても誇れるものの一つです。

・庭園および本堂拝観料として、お一人様 300 円を頂戴しております。

  • 庭園風景1
  • 庭園風景2
  • 庭園風景3
  • 庭園風景4
y[W?gbv